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会長挨拶

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長崎県公立高等学校
PTA連合会
会長 小栁義則
(長崎東高等学校PTA会長)

「無限の可能性を持つ子どもたちのために」

会長 小栁義則

 ある友人は建物から出てくるたび左右を見回します。こちらと定めて歩くとたいがい間違えるそうですが、結局はたどり着くべき場所に着くといいます。私達は知っている道や最短ルートを選ぶことが多いと思いますが、案外多くのルートがあるものです。また、人生においては想定の道を逸れたが故に新たな扉が開き今があるという方も多いのではないでしょうか。

 我が家では王道のど真ん中を歩んでいた息子が、ある時その道を歩むのが困難となりました。その道の只中で葛藤し、そして独自の道を歩むことになりました。他と異なる歩みは周囲にも戸惑いを与え、又、本人にとっても簡単なものではありませんでした。しかし、命が活きる道を探りました。

 人はある環境に置かれると多くの場合、そこでの価値観を取り込んでいきます。自分の考えのみを通していたら社会生活は営めません。協調し適応する必要があることも多いです。しかし、そこでの当たり前が全てであると思い込み、身動きも呼吸さえもできないような時には立ち止まることも大切です。目を凝らし見渡せば、流れの中では見えなかった景色や道に気付くかもしれません。

 今、息子は海外で、数十もの国からの生徒と共に学んでいます。年齢層も広く、歩んできた道もその先の歩みも多様。道はそれぞれ。広い世界に出れば当たり前のことでした。

 様々なありかた考え方があっていいとしながらも、私達の中には一般的とかあるべき姿というものに支配される考え方の癖が根強くあるように思います。しかし、息子が歩む世界を垣間見せてもらいながら、脇に逸れることで得るものも多いと感じます。思いがけない道に出たとしても恐れたり悲観したりする必要はありません。どの道にもそこだからこそ学びえるものがあるはずです。

 今、就職や進学を前にプレッシャーを感じている人もいるでしょう。入試改革の影響で今年は特に強いのではと思います。それがよく働けばいいが、一歩間違うと「ダメならおしまい」との思いになりかねません。焦点を絞って過ごしていると極端に視野が狭くなることがあるからです。だから今、心の片隅に、多様な世界があることを刻んでおいて下さい。転んだ先で見る世界も悪くない、大丈夫だと。そして、だからこそ安心して夢に向かい挑戦して下さい。どんなときでも子どもたちの可能性は無限だと信じています。

 その無限の可能性を秘めた一人一人の子どもたちのためPTAとしても尽力して参ります。皆様のご協力をお願い致します。

令和元年 8月


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